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本物の人生を、地べたをはいつくばって、リアルな世界を生き抜いてきた人※1にとっては「当たり前」のことなんだけど、人間の本来の、根本的な性(サガ)は性悪※2だ。
※1 身銭を切って生活を支えてきた人(自営業者、職人、…)。この逆が、給料に依存してきた人(特に公務員、大手企業のサラリーマン、…)だ。
※2 性悪説: 荀子の性説。人間は欲望を持つためその本性は悪であるとして、礼法による秩序維持を重んじた。孟子の性善説に対立。
日本人として、ぼくの最強Mentor、加治将一(愛の伝道師、愛情主義サロンの運営者)先生も著書でぼくたちに教えてくれている。
性善説は死を招く―信用するな、任せるな 加治 将一 (著)
といことで、まず第一に疑うべきは、自分自身からね!
びっくりしたでしょ。
でもとにかく、「自分は環境次第ではどんな悪いこともやりかねない」という「性悪説」をベースに思考し、習慣や環境をシステム化していくことから始めてみよう。
「性悪」こそ人間の性なんだから、これを積み上げていけば、人生が本当に楽になるんだ。
なぜなら…
自分を取り囲む環境に手を加えない限り、私たちは、自分の心臓の筋肉をほとんど意のままにできないのと同じくらい、自分が何について考えるか、あるいは誰について考えるかを、意のままにできない。
ブラック・スワンの箴言;p140
ここで一つ質問!
「どうして家にカギをかけるの?」
おそらく、「泥棒に入られないため」と答えるでしょ。
もちろん、リアルで、この質問をした全員が「泥棒に入られないようにするため」って答えたから安心してほしい。
でも現実世界における、本当の答えは「近所のいい人を泥棒にしないため」というのが正解だ。
なぜなら、「本物のプロの」泥棒はカギをかけていてもお宝を盗むし、色仕掛け(ハニートラップもその一つ)を使って寄ってくるし、振込詐欺を眉一つ動かさずにやるんだから。
つまり、鍵をかけることは、善良な市民を泥棒にしないための、愛情行為。
要するに、性悪説をベースに物事を組み立てることが真の思いやりというものだ。
「疑うのってひどい」という人もいるけど、君だって過去に、約束を破ってきたし、嘘をついてきたでしょ?
そう、自分も他人も性悪なんだということで、リスクヘッジしてシステム化したなら、多くの事故・事件を防ぐことができるんだよね。
キレイごとではやっていけないのが世の中だし、キレイごとを言う人こそ無責任で、悪に近いんだよね。
とにもかくにも、「性悪説に基づいて」自分と自分を取り巻く環境をシステム化すること!
それが愛ある行動だと…